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2009/11/30

第88回全国高校サッカー選手権千葉県予選準決勝 八千代×流通経済大柏

準決勝

八千代 3 - 0 流通経済大柏

習志野 3 - 0 市立船橋

前半30分くらいまでは圧倒的に流経大柏ペース。開始早々左サイド(八千代側から見て)をえぐられて中央で合わされてポスト直撃を受けると、その後は16番のパワフルなポストプレーを軸に、1.5列目を自在に動き回る10番(グレイブス?)、両サイドでは9番、11番に主導権を握られてしまいます。八千代の攻撃は、中盤ではパスが回らず、ロングパスも正確性を欠きシュートまでいくことが出来ません。5分毎に10ポイント・マスト・システムで採点をつけられていたら60対54くらいの差がついてしまうような展開。ところが、たった1つのプレーであっさりと八千代が先制します。中盤でルーズボールの競り合いからボールを奪うと、センターサークルやや手前にいた7番長澤に預ける。長澤は絶妙なタメから流経のCBの間にポジションを取っていた10番石川へアウトサイドでスルーパス。真ん中を綺麗に割って独走した石川が落ち着いて流し込みました。メキシコW杯1986決勝のマラドーナ→ブルチャガを彷彿とさせるような(古い)。ああいうのは意外と難しいんだけどよく決めました。風下だった前半はゼロゼロで上等と思っていただけに大きな先制ゴールでした。

後半に入ると、流経は10番16番を下げてきました。特に16番は、八千代DFにとってはやっかいなプレーをしていたと思うのだけど、スタミナ切れたか?この交代で流経の前線はやや小粒ながらスピーディなタイプにチェンジ。何度かウラのスペースを突かれそうになるものの、4番青木を中心に落ち着いて対応。ところが、6番黒氏(たぶん)がPA内でハンドを取られPKの大ピンチ。ここでやってくれたのが小さな大GK17番永村。相手のキックを読み切りスーパーセーブ。今年のACLグループリーグ、アウェーのニューカッスル×名古屋戦で楢崎が止めたような感じ。追いつかれていたら嫌な流れになりそうだっただけにこのプレーも大きかった。再び長澤。中盤右サイドでボールを受けると弧を描くように中央へドリブル。やや持ち過ぎかと思われたタイミング(その分相手DFも集まってきていた)でタテパス。数的優位を作り出し、さらにそこから左サイドへつなぐと、走りこんでいた9番伊藤がDFとGKの間へ絶妙なクロス。中央に上がっていたボランチ黒氏がヘッドで綺麗に合わせて追加点。三たび長澤。相手CKのこぼれ球を拾うと、右サイドを駆け上がった交代出場したばかりの16番高橋へスルーパス。高橋は、追いすがるDFをPA手前あたりで切り返して外すと左足で冷静に決めてダメ押し。やっぱり長澤のセンスは素晴らしい。そして周りと上手くかみ合えば美しい攻撃になります。

スコアは快勝だったけど、決して楽な試合ではありませんでした。前半に失点していてもおかしくなかったし、後半のPKが決まっていたらどうなっていたか分かりませんでした。敢えて言えば、八千代にとって展開が嵌った感もありました。とはいえ、そのような展開に持っていった選手たちの頑張りは見ていて嬉しかったです。

決勝は12月6日。柏の葉総合競技場で13時キックオフです。

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2009/11/27

再会

八千代×千葉敬愛戦が行われた市原臨海のスタンドで、八千代高サッカー部の同級生(あと1コ下)数名と久しぶりの再会を果たしたのでした。どのくらい久しぶりかというと何と20年振り。一緒にサッカーをやっていた歳の頃の倍以上の年月が経ってる。「どんな顔して会おうか」とか「何を話そうか」とか変なことを気にしていたのですが、サッカーという共通の言葉は、時間の壁をあっという間に取り払ってくれたのでした。他愛もない話をしつつ母校のプレーに一喜一憂(憂のほうが多かった・・・)。決勝ゴールが決まった時には大いに盛り上がりました。八千代の試合がある時は、特に声を掛けて集まったりはしないけど、色々な年代のOBが各々好きなポジションで観てるみたいです。私もその”各々”の中のひとりだったわけですが。とても懐かしかった・・・。こういうの、いいですね。とりあえず、29日の準決勝の前売りチケット買いましたよ~。

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2009/11/25

第88回全国高校サッカー選手権千葉県予選

11月21日と23日に準々決勝が行われました。

習志野 1 - 0 東京学館

市立船橋 3 - 0 生浜

流経大柏 3 - 0 敬愛学園

八千代 1 - 0 千葉敬愛

千葉県を代表する新旧の実力校がベスト4に残りました。

八千代の試合を久しぶりに見ました。前半、守備ではしっかりとプレスをかけて狙ったところでボールを取れていてあまり危ない感じはなかったと思います。一度、正面20mくらいのところからの直接FKをクロスバー直撃されたのがあったけど、あれはキックがすごかった。一方の攻撃のほうでは、怪我人がいてベストメンバーを組めない影響か、ボールは支配するもののなかなかシュートまで持ち込むことが出来ないもどかしい展開。左サイドをえぐるパターンが何度か見られたものの、クロスが中と合わない。前半の決定機は、右からのクロスを真ん中でフリーだった15番大和久が頭で狙った場面くらいか。7番長澤のキープ力は大きな武器だけど、それを周りがうまく活かしきれていない感じ。長澤本人も、もう少しシンプルにやっても良さそうなところで難しいプレーを選びすぎている気がする。人が密集しているところにわざわざドリブルで突っ込んでいったりとか。

後半に入ると、八千代は11番磯部が少し可愛そうな判定で一発退場。しばらくの間は数的不利を感じさせずにいたけど、次第に動きが重くなっていき、2列目からの飛び出しをつかまえきれなくなったり、バイタル付近で何度もFKを与えてしまったり、PA内かなりの至近距離からフリーに近い状態でシュートを打たれてしまったり(相手のミスキックに助けられた)と危ないシーンが増えてくる。もどかしい攻撃も相変わらずで、交代で入った10番石川と長澤のコンビによるカウンターくらいしか攻め手がないかなと思っていた矢先、右からのCK。同じく後半途中出場していた8番朝木のキックは一旦跳ね返されるものの、こぼれ球がPA外右45度くらいにポジションを移動していた朝木(たぶん)に戻ると、そこから得意の左足で強烈なミドルシュート。これがに決まり先制。その後は少し危なっかしいところもあったものの何とかしのいで1-0で逃げ切りました。春先にプリンスリーグで見てた頃と比べてあまりメンバーが変わっていないのがいいのか悪いのか。メンツが揃えばかなり可能性が感じられると思うけど、逆に言えば主力が欠けてしまうと少し迫力がなくなってしまう感じもする。まぁ、どこの高校もそんなもんなのかもしれないけど(いや、市船、流経はやっぱりもっと選手層が厚いだろう)。あと2、3人はレギュラーと比べて遜色ないような攻撃のタレントが出てきて欲しい気がします。

準決勝は、流通経済大柏×八千代、市立船橋×習志野という豪華な組合せとなりました。11月29日の市原臨海には、かなりの観衆が集まりそうです。

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2009/11/16

天皇杯4回戦をポジティブに考える

・最近勝てていなかった磐田相手に勝利したこと
イグノやコマノら主力が不在だったけど、こっちもケネディ玉田マギヌンを欠いていたし。これまで、攻撃においてこの3人への依存は大きなものがあっただけに、この勝利は一味違う感じがする。
・10人相手に内容でも圧倒して勝利したこと

相手が早々と一人少なくなったというのはラッキーなことだけど、1週間前の神戸戦ではそんな優位な状況を全く活かすことが出来ずに低調な内容だったことを考えれば、ピクシー曰く「10人の相手に対してどう戦うべきか見せることが出来た」のは、同じことを繰り返さないという意味で良かった。そして、こういうサッカーをやればいいんだというサンプルになったと思う。

次のステップは、11人の相手でも同じような内容で出来るようになること。そのためには、運動量を増やしてサポートを増やして数的優位な状況を数多く作り出すことだと思う。さらに次のステップは、そのサッカーをいつでもどんな相手でも継続して表現出来るようになること。目標に限界はないけど、その段階までチームを高めていければ自ずと成績もついてくると思う。

いつの間にかチーム内における存在感や重要性がひと頃の闘莉王やシジクレイのようになった吉田マヤ。そのうち「戦術はマヤ」とか言われそうな勢いです。”2012”までは名古屋に居てくれないかな。

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2009/11/03

ナビスコファイナル

FC東京。さすがACLベスト4のチームを準々決勝で子供扱いしてくれただけのことはある。あの時のメンバーからカボレを中東移籍で欠き、石川直を故障で欠いている(長友も万全ではなかった模様)にもかかわらず、それらの穴を感じさせない戦いぶりだった。さすがに終盤は押し込まれたけど、あの川崎のプレッシャーを受けながらも最後までゼロに抑えた見事な勝利だった。

GK権田は、今シーズン開幕時ぶっつけでゴールマウスに立った選手。Jリーグでの実績は皆無で、当初は可愛そうなくらい何も出来なかった記憶があるけど、この日の堂々としたプレーぶりといったら感動的ですらあった。元々素質もあったのだろうけど、経験というのは選手を成長させるものなのだなぁ。ニューヒーロー&MVPの米本もそう。城福監督が率いた2007年のU17ワールドカップの日本代表で柿谷や浦和の山田直とチームメイトだったとはいえ、2009Jリーグ選手名鑑(サカマガ版)を見直してみると、米本に割かれていたスペースは標準よりも小さなものだった。開幕当初はそのスペースに比例するくらいの期待というか、ルーキーイヤーからここまで化けるとは思われてなかったはず。言葉は悪いかもしれないけど、これらの若い選手の起用というのは最初は実験だったと思う。レギュラーよりも実力が上回っていたからではなく(権田起用は生GKだった塩田がケガしたからという経緯もあったが)。そしてその実験は度々失敗することもあったと思う。だけどチーム(監督)はこのような実験を辛抱強く繰り返していき、若い選手はこの結果を勝ち取るのに十分な貢献をするまでに成長した。育てながら魅せながら勝ち取った優勝は素晴らしい、そしてやっぱりうらやましい。この日は午前中フットサルの練習があって、現地へ駆けつける前に一蹴りしにきたFC東京サポのメンバーに「ファイナリストという響きはいいですよね」なんて声を掛けたのだが、試合が終わった後はそうじゃないと思った。やっぱりファイナルで勝ってこそ素晴らしいのだと。

川崎フロンターレ。前半の谷口が抜け出しての権田との1対1、あるいはその直後のジュニーニョのどフリーでのGK不在のゴールへのシュートが普通に決まっていたら普通に勝っていたはず。FC東京にしっかりと研究されていてやり辛いところもあったと思うけど、それでも時折見せるシンプルなカウンターや中村憲剛の視野の広いプレー(スペースがないためかグラウンダーでのスルーパスではなく、パスが浮き球になってしまった分受けた選手のプレーが難しくなってしまいがちな感はあったが)でFC東京を脅かす。それと、個人で打開してしまう前の選手の能力は反則に近い。ただ、山岸の出番はなかったのかな。

先制ゴールとなった米本のミドル。解説者は「川崎のGK川島の準備が出来ていなかった」みたいなことを言っていた。つまりまだ打ってこないだろうと思っていたということなのだろう。他の実況でもこの位置から打ってきた!みたいなフレーズを耳にすることがよくあるけど、日本の選手というか日本サッカーの常識的なシュートレンジは世界と比べるとやっぱり狭い。崩してPA内に入らなくても、米本が打った位置くらいからのシュートが日常的なものになるくらいにシュートレンジを広げていくことが、日本のサッカーのレベルを引き上げることになるんじゃないかな、なんてことを思ったりした。

あと平山は本当に頑張る選手になったと思う。サッカープレイヤーらしくなったと思う。代表に呼ばれても全く違和感ない。

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