« 名古屋 福岡を完封 | トップページ | 食洗機を使ってみた »

2006/11/29

名古屋の歩く道

今週のサッカーダイジェスト、信藤健仁氏の「90分の真相」という連載に、名古屋-浦和戦が取り上げられていた。サブタイトルの「シュート数は3本だが互角のタレントならば名古屋が大勝していた」に釣られて思わず買ってしまった。要約すると、「シュート数こそ3-18だったが、これは個々の能力に負うところが大きく、やっているサッカーの質(攻撃的な姿勢)は名古屋のほうが良かった」信藤氏はこのように感じたようだ。例えば、中盤の構成。浦和(ブッフバルト)は、鈴木、長谷部のボランチ2枚でまずはしっかり相手の攻撃を受け止めようという狙い。これを守備ありきの起用だと言っている。それに対して名古屋(フェルフォーセン)は、藤田のワンボランチ。守備能力を買われてというよりも、ボールを散らしてスムーズな攻撃が出来るようにするための起用。ボランチに攻撃を食い止める”つぶし役”ではなく、攻撃のスターター的な駒を(しかも1枚だけ)置くというのは、攻撃的な姿勢の表れだといえ、信藤氏にしたらフェルフォーセンの狙いは充分納得できるものだったようだ。また、名古屋の、ヨンセンがビルドアップに加わり、そこから杉本、玉田の両サイドへ展開していくというピッチをワイドに使ったスタイルにも好感を持っているようだ(決勝点のきっかけとなったカウンターにもヨンセンのポストプレーが組み込まれていた)。対照的に、ゴール前に張り付いているワシントンへ、アバウトなボールを放り込むことに慣れてしまい、つながりのない攻撃で最後のところでは結局単独勝負になってしまう浦和(それでもどうにかなってしまう、シュート3本に抑えることが出来るのは、個々の質の高さ、汗かきタイプの選手たちの頑張りがあるからこそ)よりも、名古屋のほうがいいサッカーを見せている、とまで言ってる。両チームのこのゲームに対する位置づけも違うだろうし、信藤氏は浦和サイドの人だから、あえて厳しいことを言っているのだろうけど、こんなにも名古屋を持ち上げてくれると、なんだかくすぐったい。それでも結果としてはあれだけ押し込まれてしまうほどの個人の能力差って、いったいどれだけのものなんだ?私の考えでは、決して個々の能力でも負けていないと思っている。そして、信藤氏も評価しているように、フェルフォーセンの目指す方向性は決して間違っているわけではない。選手たちは名古屋のスタイルに自信を持って、さらに熟成させていって欲しいと思った。

|

« 名古屋 福岡を完封 | トップページ | 食洗機を使ってみた »

コメント

コメントありがとうございます!
>決して個々の能力でも負けていないと思っている。
そのあたりは、グラの未だ形になっていない連携のせい、ということなんでしょうか。
「お家騒動」で、選手たちが監督を信頼しきれていないのかな、と思ったり。さすがに最近は、それが無くなってきたので、好調を維持できているのかな、とも。

ただ、小野をベンチに置いておけるレッズの選手層の厚さとの違いは感じてしまいます。

投稿: エリコ | 2006/11/29 20:42

エリコさん
「個々の能力の差ではない」のなら、あの押し込まれかたはどうしてなんだ?というところがこのエントリーには書かれてないですねー。
①連携がまだまだ完全ではないので、細かいミスになってボールを失ってしまった
②攻撃的に行っている分ディフェンスも甘くなってしまい、浦和のカウンター気味の攻撃をまともに受けてしまった
ということも考えられますね。
ブッフバルトの慎重な采配は賛否両論だと思いますが、小野をベンチに置いておくというのは、選手層の厚さの表れでもあるけど、ある意味では勇気のある采配だとも思います。

投稿: yamamo8 | 2006/11/30 00:49

それだけ褒められると、いくらグラファンとはいえ違和感ありありですね。
ここのタレントでは各ポジションごとに少しずつ負けているような気もするんですが、確かに浦和のサッカーは質は決して高くないと思います。ワシントンのいない浦和の方がいいサッカーしているという印象がありますからね。

投稿: masamune | 2006/11/30 00:59

masamuneさん
私は素直に喜んでしまったクチなんですけどね(笑)。録画しておいたこの試合は、早野氏のおやじギャグと共に永久保存版にするつもりなので、もう一度よーく見てみようと思ってます。
須藤氏はサカダイの中の別のコラムでも、浦和のことを”守備は闘莉王頼み(深く引きすぎる)、攻撃はワシントン頼み”ではアジア、世界では戦えない、みたいなことを言ってました。来シーズンは監督が変わってどのように変わるんでしょうね。

投稿: yamamo8 | 2006/11/30 09:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/31342/4356592

この記事へのトラックバック一覧です: 名古屋の歩く道:

» グラ対レッズ戦、「サカダイ」の分析が面白い [エリコラム]
 「赤鯱グラと黒鯱クー」さんのブログを見て、今週号の「サッカー・ダイジェスト」のまだ読んでない頁を開いてみた。  「名古屋グランパス・ダイジェスト」なる記事があって、それを目当てに買ったのだけど、その他にもスカパーの八塚アナのグラに対する応援メッセージのようなコラムとか、タイトルに書いたような、先日のレッズ戦についてのプロの分析とか、読みどころ満載。  が、美味しいところは最後に残す方なので(笑)、「90分の真相」と題されたレッズ戦の分析については未読だった。  レッズは王者にあるまじきリ... [続きを読む]

受信: 2006/11/29 20:22

» アジア大会2006ドーハ サッカー [http://10tyouget.livedoor.biz/index20.rdf]
アジア大会2006ドーハ サッカー情報満載です! [続きを読む]

受信: 2006/11/30 10:44

« 名古屋 福岡を完封 | トップページ | 食洗機を使ってみた »