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2006/09/12

「マッチポイント」を見てきた

Img3_1155571312映画「マッチポイント」を見てきた。簡単にいうと、 ある大金持ちの娘と結婚した男が、別に愛人を作ってしまい、さぁ、どうしようか??という、ありがちなストーリー。これを、ウッディ・アレンが得意のコメディではなく、シリアスなタッチで描いた作品。主人公のクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)を惑わす、ノラ役のスカーレット・ヨハンソン。「ゴーストワールド」では、ソーラ・バーチとつるんで冷めた高校生をやっていた彼女も、今では”世界でもっともセクシーな女性”に選ばれるようになってしまった。時の経つのは早いもんだ。Img10342456934_2もう一人懐かしい顔を発見。「トレインスポッティング」でスパッド役 をやっていたユエン・ブレムナー(右から2人目)。最後のほうに刑事役でひょっこりと出てきたのが、なんだかうれしかった。

この映画では、「努力でなく運によって勝負はついてしまう、運によって人生は大きく変わる」ということを言っている。それならば「マッチポイント」よりも、ずばり「コードボール」としたほうがしっくりくると思ったりもしたけど(冒頭ではまさにコードボールのシーンが出てくるし)、それだとタイトルがやぼったい感じになってしまうから却下されたのかな。

見てるほうは、煮え切らないクリスの行動にイライラしたり、大胆(無頓着?)な行動にハラハラしたりしながらも、比較的淡々と話は進んでいく。そして自分で蒔いた種とはいえ、人生において重大な選択・決断を迫られる状況に追い詰められていく。愛人を選べば、妻の父親のバックアップを得て築き上げてきた社会的地位や財産を手放すことになるだろう。妻を選べば、じらされ続けて暴発寸前の愛人が何をしでかすかわからない。こんな三角関係に決着をつけるために、クリスがある行動に出る(だいたい相場は決まっている?)んだけど、そのあたりから話は俄然面白くなってくる。

クリスが川に投げ捨てたつもりの指輪が、柵に当たって手前に落ちたシーン(コードボールが相手コートに落ちずに、自分のコートに落ちてしまった状態)を見た時は、これがクリスにとって重大な問題 -運が尽きてしまったこと- を象徴していると普通は思うんだけど、ウッディ・アレンは少しひねりを加えて、観客にちょとしたサプライズを用意していた。あの結末は好きだなー。ただ、その結果続いていく人生を、クリスはどのように生きていくのか、つい考えてしまう。ラストのクリスの顔を見ていると、他の選択肢にすれば良かったと後悔してるんじゃないかなとか、あれこれ考えてしまう。なかなか面白い作品だった。

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コメント

こんにちは。
明日から旅行に出ます。東北方面に行きます。コメントを頂いてもすぐにはお返事が出来ません。帰り次第、ブログにもお邪魔しますしお返事します。
旅先からブログUPしますのでよろしければ寄ってみて下さい。

投稿: *aprile | 2006/09/15 15:21

*aprileさん
気をつけて行ってきて下さいね。旅先からの記事、帰られてからの旅行記、楽しみにしています。

投稿: yamamo8 | 2006/09/17 00:49

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