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2006/07/03

ドイツワールドカップ観戦記【21】~フランスが勝った!~

ここまで内容がいまいちで、事故でも起きない限り点が入りそうにないと思っていたイングランドだが、この日はいつもよりもパスの回りがスムーズで、点が入りそうな気配。ベッカムに代わって入ったレノンは、回数は少なかったが、ペナルティエリアの中までドリブルを仕掛けていき、アクセントをつける。ランパードのFKのこぼれ球に詰めたシーンは惜しかった。11人のままで戦えていれば、勝ち負けはともかく、ゴールを奪うことはできたんじゃないかと思うと残念だ。ハーグリーブスが素晴らしかった。特にルーニーが退場になって(あの判定は厳しかった)からは一人で二役も三役もしていた。守備的な役割にもかかわらず、何度も前線まで上がっていき、チャンスを作ったかと思うと、いつの間にかオリジナルのポジションに戻っていて、激しいチェックで相手の攻撃の芽をつんでいく。ものすごい運動量。よくあれだけ動けるものだと感動しながら見ていた。ベッカムの寂しそうな表情と、テリーの悔し泣きが印象に残った。

C・ロナウドは、サイドからドリブルで突っかかっていき鋭いシュートを連発。見ていて気持ちがいい。途中、シモンが入ってから真ん中でプレーしている時間があったけど、真ん中よりもサイドにいるほうがプレーしやすそう。右サイドバックのミゲルも頑張っていた。120分間休むことなく右サイドを上下し、とにかくよく画面に出てきていた。攻撃的なので、ハーグリーブスに何度か裏のスペースを使われていたけど、魅力的なプレースタイルだ。これまでポルトガルは、見ていて楽しいサッカーをする反面、肝心なところで勝てないと言われていたけど、この大会は実にしぶとく勝ち残っている。このゲームでは、一人多い状況にもかかわらず、攻撃が単調になってしまったのと、イングランドが守りを固めたために、攻めきれなかったけど、結局PK戦をモノにしてしまった。勝負強いチームに生まれ変わっている。

準々決勝まで見て、「ブラジルは、まだ本気じゃない。」などど知ったかぶりをしていたけど、どうやらあれでけっこう本気だったようだ。結局、日本戦が一番いい出来だった感じだ。今にして思うと、ロナウド起用については、この日本戦がキーポイントだったような気がする。あそこで2ゴール決めたことで、パレイラ監督は最後までロナウド中心で行こうと決断したのではないだろうか。日本がもっとピリッとていたら、ロナウドの出番は限られたものになっていたかも。アドリアーノとロビーニョの組み合わせになっていたかも知れない(結果がどうなったかは別として)。ロナウジーニョは、普段バルセロナで見せているようなプレーが全く出来なかったのが残念だった。後半最後のFKもあまり入る気がしなかった。ロベカルが蹴ったほうがバルテズも怖かったのではないだろうか。

フランスはやることがはっきりしていた。強固なCBとボランチを中心にしっかりと守り、奪ったボールはジダンを経由して、アンリ、マルーダ、リベリーへとつないでいく。ジダンが調子を上げてきている。ディフェンスをあざ笑うかのようなタッチを見せたり、ドリブルも切れ味があってブラジルはジダンを止められない。他の選手も良く動きブラジルを自由にさせなかった。後半、ついにジダンのFK→アンリで先制。終盤はブラジルの猛攻を受けるが、最後までディフェンスが崩れず、ブラジルのミスもあって逃げ切ってしまった。この試合を見る限り、ブラジルよりもフランスの力が上だったと思う。アンリが交代で下がったとき、ドメネク監督と握手をしていた。監督と選手の関係が気になっていただけに、ちょっとホッとするシーンだった。

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