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2006/07/14

ドイツワールドカップを振り返る

個人的なお気に入りチーム、ゲーム、ゴール、選手などをピックアップしてドイツワールドカップを振り返ってみたりする。

□お気に入りチーム

メキシコ、スイス、チェコ、イタリア

メキシコ、チェコはイメージ通りだったけど、やっぱり良かった(チェコはアメリカ戦のみの評価・・・)。スイスはどんなサッカーをするのかわからなかったけど、予想以上に組織的で、足元の技術もしっかりしていて驚いた。地元開催となるユーロ2008でも楽しみな存在だ。イタリアは自慢の守備はそのままに、攻撃も積極的に仕掛けていて、とてもバランスが取れていたと思う。

□ベストゲーム(順不動)

①アメリカ-チェコ(グループリーグ)

チェコのいいところが全開だった。アメリカは、グループリーグの残り2試合(イタリア戦、ガーナ戦)を見る限り、やはりなかなかの好チームだったといえる。そのアメリカに主導権を握らせず、完全にコントロールしてしまったこのゲーム。コレル、ロシツキーのゴールは、いずれも目の覚めるような素晴らしいものだった。組織と個々アイデアが絡み合ったチェコの魅力を存分に味わうことができた。その後は、コレルの負傷と選手層の薄さが響き失速してしまったが・・・。まぁ、そういうことも含めてその国の実力なのだろうけど、もっと長く見たかった。

②アルゼンチン-メキシコ(決勝T1回戦)

アルゼンチンを追い詰めたメキシコのパスサッカーが素晴らしかった。誰かが飛びぬけてすごい訳ではないけど、チームのみんなが動き、パスコースを作り、パスをつないでいく。確かに決定力が足りないのかもしれないけど、見ていて楽しいサッカーだったと思う。アルゼンチンは、パスがダメなら、個人技でと言うわけではないけど、テベスやメッシを入れることで、戦い方を変えてくるなど、見ごたえのあるゲームとなった。M・ロドリゲスのゴールも美しかった。

③ドイツ-イタリア(準決勝)

0-0で終わったとはいえ、スピーディーで濃厚だった90分間、互いに打ち合いとなった延長戦、そして終了間際の劇的な2ゴール。ドイツのとにかくストレートな攻撃サッカーと、リニューアルしたイタリアの攻撃サッカーのぶつかり合い。1試合120分間の使い方、交代を含めた14人の選手の起用方法を見ていると、イタリア(リッピ監督)のほうがちょっとだけ余力があった感じがした。イタリア-ドイツという対戦のイメージをいい意味でくつがえしてくれたゲームだったと思う。

□ベストゴール(順不動)

①玉田/日本

(ブラジル戦の先制ゴール)

ニアをぶち抜いた見事なゴール。直前の親善試合の出来の悪さを払拭して見せた。試合後、相変わらず空気の読めない、軽めのインタビューぶりにはハラハラした。

②センデロス/スイス

(韓国戦の流血ゴール)

センデロスの豪快な一発。ヤキンのFKのコース、スピードも完璧。競り合った韓国のチェ・ジンチョルとあれだけ激しく頭をぶつけておいて、両者ともわざとらしく痛がらないところが実に頼もしい。あれを見た後には、どんな接触プレーも可愛らしく見えた(?)。

③ジュニーニョ・ベルナンブカーノ/ブラジル

(日本戦の無回転ミドル)

日本の(中田英の)心を折った魔球。プレースキックだけでなく、流れのなかでもあのキックが出来る技術の高さに感心してしまった。

④グロッソ/イタリア

(ドイツ戦の決勝ゴール)

ピルロの、引きつけるだけ引きつけてからのラストパスを、ワンタッチでしっかりとコースをついた見事なゴールだった。

⑤バカリ・コネ/コートジボワール

(オランダ戦の高速ドリブル→ミドル)

あのスピードでドリブルで突っかけていき、あのコースへあのスピードで突き刺してしまうとは・・・。アフリカパワー恐るべし。

⑥N・ゴメス/ポルトガル

(3位決定戦でのダイビングヘッド)

フィーゴの完璧なクロスを、完璧なダイビングヘッドで決めてみせた。絶好調だったカーンも成す術なしの見事なコンビネーションだった。

□気に入った選手

ウィルヘルムション/スウェーデン、バルネッタ/スイス、ロシツキー/チェコ、グロッソ/イタリア、セスク/スペイン、C・ロナウド/ポルトガル、ポドルスキー/ドイツ

うーん、やっぱり攻撃の選手に目がいってしまう・・・。メキシコの選手を選ぼうとしたんだけど、途中出場で流れを変えたシーニャくらいしか名前が浮かばない。あと、監督と。決して個々の印象が薄かったわけじゃない。本当にみんなが同じくらい素晴らしかったんだと思う(フォローになってない?)。昔のウーゴ・サンチェスやカニばさみドリブルのブランコのように、すぐに思い浮かぶような選手が出てくれば、メキシコももっと強くなるってことだろう。

バルネッタ、セスク、C・ロナウド、ポドルスキーは、4年後、8年後まで楽しめそう。ウィルヘルムション、ロシツキーは試合により波があったけど、いい時は本当にキレキレの素晴らしいプレーぶりだった。230756_1これからは、チームを引っ張っていかなければいけない立場になる。 長い手足が印象的だったグロッソは、若く見えるけど、もう30歳近いんだ。でも、イタリアの選手はタフそうだから、まだまだこれから?とりあえず、唐突だけど僕の心の中のMVPはグロッソに決定。

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コメント

こんにちは。
長いメンテが終わって復活です。
ドイツvsイタリアの試合はベストゲームですね。ヌーノのゴールというよりはフィーゴのセンタリングが好きでした。マキシ・ロドリゲスのゴールが良かったです。グロッソはお気に入りの一人になりました(笑)カンナバーロも良かったけどやっぱりガットゥーゾが良かった。らしいプレーのオンパレードでした。

投稿: *aprile | 2006/07/15 16:08

*aprileさん
グロッソ、バルネッタあたりは、今まで見たことがなかったので、何しろ新鮮な驚きでした。その分、印象が強かったです。ブッフォン、カンナバーロ、ガットゥーゾ、ピルロらは、その実力を充分に発揮したといえるでしょうね。大舞台ではなかなか出来ないことだと思うので、立派だったと思います。ユベントス、フィオレンティーナ、ラツィオがセリエB降格ですね。選手たちはどうするんでしょう??

投稿: yamamo8 | 2006/07/15 22:00

お~面白いですね~♪ふむふむ。
センデロスの流血ヘッドは試合を見なかったので、ハイライトでしか知らないんですよ~。
各方面からベストゲームの誉れ高いアルゼンチン-メキシコ戦は、自分が見た環境が良くなかった為、印象があまりすっきりしていないので、近日中にもう一回見るつもりです(これはほんとに見るぞ~)。アメリカ戦でのチェコは本当に素晴らしかったですね。ワタシもベスト3ぐらいに挙げたいです。

投稿: コリアンダー | 2006/07/17 16:55

コリアンダーさん
センデロスのはびっくりしましたよ。流血しながらのガッツポーズは、彼の風貌も手伝ってなんだか格闘技のワンシーンのようで、インパクト大でした。メキシコはいいサッカーやってました。誰がと言われると困ってしまうくらい個人よりもチームとしての印象が強いです。アルゼンチンはピークがグループリーグだったんでしょうね。

投稿: yamamo8 | 2006/07/17 23:42

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